もうひとつの人生の書!!
ここ数年、タイの首都バンコクを訪れる日本人が急増している。 成田発バンコク行きはいずれの航空会社もほとんど満席の状態が続いているし、リュックを背負った個人旅行者たちが次々とあとをたたないほど予約を入れているせいなのだ。かくいう私も3年前に初めてバンコクを訪れ、いっぺんにその魅力に包まれてしまい、その後合計5回を訪れるまでのバンコクフリークになってしまった。 それほどこの1000万人の首都は魅力にあふれている。 ではなぜこの都市はそれほどまでに魅力的なのであろうか。 理由はいくつかあげられる。 (1)バーツ暴落による物価の安さ。(ラーメン、チャーハン一杯70円) (2)デパート、飲食店、コンビニなど多く、良質で安価な商品が豊富。 (3)周囲を他国に囲まれており、カンボジアやラオス、マレーシアなどの外国へ陸路で簡単に通過できる。(国境越えの楽しさ) などである。 しかし、もしかするとタイ人の温和で気さくな性格が旅行者を魅了してやまないのかもしれない。 そんなバンコクの魅力をふんだんに語ってくれているのが、フリーライターのジミー金村氏である。 彼は日本でアルバイトをして資金を貯め、年間の三分の二はバンコクのカオサンロードという世界有数の安宿に宿泊し、そこに集まってくる世界中の人たちと気さくな会話を楽しみつつも、街に出て日本とは桁違いに安い回転寿司をランチ時間に43皿食べてみたり、はたまた190円の焼肉食べ放題店でたらふく食べたりと、貧乏旅行者にとっては涙が出るほどうれしいお店の紹介もいっぱいつまっている。 しかし、彼が読者にたいして本当に伝えたいメッセージは、「もうひとつの人生論」なのである。 今、日本国内では辛くて辛くて死にたいと思っている人がたくさんいるが、その中の一人でも多くの方々にバンコクを紹介し、一度は来ていただいて、タイ人の人生観や生活習慣を知ってほしいと心から願っているのが著者なのである。 私自身、タイから学んだことはたくさんあるので、彼の言いたいことはよくわかるつもりだ。 タイは日本での生活に疲れた心と精神をやさしく癒してくれる場所なのだ。うそではない。 ぜひこの本を通じて、バンコクそしてタイ人からもうひとつの人生を学んでいただきたいのである。 この書を片手にぜひともバンコクを訪れてほしいと著者と私は真剣に願っています。
双葉社
日本を降りる若者たち (講談社現代新書) 老いて男はアジアをめざす-熟年日本男性のタイ・カンボジア移住事情 バンコク下町0(ゼロ)番地 タイで働く (海外へ飛び出す (1)) 1日5000円ぜいたく旅 タイ―女性にも安心満喫の裏ワザ生情報 (双葉文庫)
|