最近捕鯨白書 (丸善ライブラリー)



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日本の側から見た捕鯨交渉の歴史

捕鯨の制限交渉が、いかに理不尽で非科学的であったかという点を強調して書かれています。年代ごとに、どのような出来事があったのか、捕鯨の当事者のインタービュー等も交えてまとまっており、文体も口語調でとても読みやすくなっています。

反面、環境団体(特にグリーンピース)やアメリカを全く異質な存在と一方的に捉えてかかっており、日本が基本的に正しいと決めてかかっているという印象を受けること(確かに作者の意見も一理ありますが・・・)、筆者が捕鯨の科学的正当性を主張する反面、実際に本文中に数字で示されることが少ないことなど、指摘しているポイントはまずまずであるにもかかわらず、説得力に欠ける主張が多く見受けられます。


全体として、「捕鯨問題に関する日本の側からの主張」というのが非常にわかりやすく仕上がっています。しかし、捕鯨問題を全体像として捉えようとする場合、他の書籍を併用するまたは、グリーンピース等の環境団体のホームページを参照するなどしてバランスを取る必要があるかと思います



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