融資審査プロの極意―あらかん・キャスターデータの見方が10倍わかる



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融資審査プロの極意―あらかん・キャスターデータの見方が10倍わかる

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解釈違いもありますね

96年に書かれているので、現在のアラームシステムに変わってからVerUPされていることを考えるとかなり内容が異なる部分はありますが、基本的な点をしっかり押さえてあるので、判りやすいと思います。
しかし見なし粉飾額は販売債権と仕入債務しか見ていない、と記載してありますが、これは間違いですね。棚卸資産と売上も見ているのでこの項はミスリードだと思います。また、この項では販売債権が過小計上と解釈していますが、架空計上が正しいので以降の文章解釈も間違っていると思います。

粉飾決算を見抜く楽しさ(●^o^●)

平成8年12月リリース。三井情報が薦めるアラーム管理を解説したデータ解説書。
あらかんの発想の優れているのは連続した2期でなく1期をまたいだ2期の数値を連続して比較することで、決算書の矛盾点を看破する点に尽きる。つまりは利益には目もくれず『差』の異常値を1期またぐことによって見抜くという理論である。実際出てくるキャスター(データ表のこと)に出てくる注意文言はなかなか唸らせるものがある。この本はそれをより詳しく事例に基づき解説しているところがいい。
問題はアラーム管理自体が当初の開発者と三井情報の人的な問題でバージョン・アップが進んでいない点である。現在のようにより細分化し難い新業種が増え、日本産業分類も改訂が進む中、このままではせっかくの素晴らしいプログラムも朽ち果ててしまいそうである。国はCRD(中小企業信用リスク情報データベース)に完全に傾き信用保証協会のスコアリング・データはこれに統一しつつある現在、このプログラムの判定能力だけでもCRDと一体化すれば最高であり、そうあるべきだろうと思う。
今後企業はスコアリング・データだけで完全自動判定されるように近々なるだろう。アナログの決算書から粉飾決算を見抜く『楽しさ』も無くなってしまいそうだ(●^o^●)。倒産も確率の一部として織り込み済みの時代になる今こそ読んでおきたい本だ。
なるほど!

みなさんは普段からあらかんなどよくみていると思いますが、何を意識してみていますか?やはりせっかくのデーターも意味が良く分かっていなければ、使いこなすことができないと思います。そう思う方には一読の価値ありと思います。



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