里中李生の競馬で勝つ一番の方法―単複で黒字を計上し、大きな勝負をかける! (王様文庫)



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里中李生の競馬で勝つ一番の方法―単複で黒字を計上し、大きな勝負をかける! (王様文庫)
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虚しく聞こえる馬券論

単勝・複勝で勝負すると言う馬券論には賛同できるのだが、現実に勝てていないことが氏への非難となっているのだろう。競馬本の絶筆宣言をしたということらしいが、天才と呼ばれた過去を持つ人になってしまったのでは仕方がないし、何かを期待しては裏切られる競馬ファンにとっては良かったのかも知れない。馬券論としては秀逸だが、氏の予想エッセイを読んでみたいと思わせてしまっては如何なものかという評価です。
一人で戦う人

競馬ファンは皆、仲良しこよし。JRAに何をされても、騎手に下手に乗られても、楽しく遊んでいる。
そんな中、一人、競馬に立ち向かっている人が里中李生氏。
ダメ騎手をメジャーな本で批判しているのも、マナーを守らないファンにマジ切れしているのもこの人だけ。稀少な存在だ。
そんな里中氏を批判する競馬ファンは、彼にその行動を注意されたダメな競馬ファン。遊びで馬券を買っているオタク競馬ファン。
里中氏をファンが批判しているうちは、競馬は進歩しない。
とはいえ、里中氏も呆れてしまったのか、競馬の本を絶筆宣言した。
本書が里中氏の最後の競馬エッセイ集だ。
あとがきに、悲しみと徒労が見え隠れしていて、「ああ、もう疲れてしまったんだな」と思わせる。
だけど、里中氏は単複を買う競馬ファンを沢山生んだ。彼は大きな仕事をやり遂げたと思う。

これからも競馬は武豊の支配が続き、JRAの横暴が続き、悪質なファンのマナー違反が続く。
里中氏を失った競馬サークルの損失は計り知れない。
横柄なオタク

前作ではハーツクライを
「パドックであんな見栄えのしないダービー二着馬も珍しい」
と語り、一切の予測を放棄していました。
しかし今作では軽い調子で褒めています。
「強かったね」
こんな感じです。
呆れるばかりです。
「天皇賞」の春と秋を間違えています。
蛇足もさることながら自慢話がほとんどです。

ただ一言「馬の世界も男の弱化が進んでいるのか」とあります。
これを蛇足というのでしょう。

後半だけでなく作品全体に蛇足と自慢話と結果論で埋め尽くされています。
前にも買ったから、という理由で買うのは勿体ないほどです。
当の著者が競馬に負けているのだから話にならないのでは・・・・。
競馬についての話に新しいものも無く。
競馬は自分で勉強し、人格も他の芸術で磨いて下さい。こうとしか云えない・・・・。
ここには勝負哲学がある

里中李生先生の競馬本、最新刊です。
自身のウェブサイトではこれが最終巻と宣言しておられます。

本書は単複の大事さを説き、GTの攻略法も書かれています。
また、本書の最大の特徴は馬券術だけではなく、競馬をする上での心構え、ライフスタイルなど、哲学的なことからも説かれています。

競馬は紳士でなくては勝てない。

競馬の本当の楽しみ方をこの本に見つけられるかも知れません。



三笠書房
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