自分なりの考えはあるが何をどう書いたらいいかわからない、考えがまとまらずに書けない。論文とはひとつの決まった答えが用意されているものではない分、そんな袋小路に迷い込んでしまいがちだ。本書はその「考える」という部分に焦点を当て、説得力ある論文の書き方を解説したものである。著者は思想・哲学の世界で評論活動をするかたわら予備校で論文の講座を受け持っている。そんな背景もあって本書は実際に予備校生が書いた論文を材料にしたり、思考の流れを図式で表わしながら「考えるテクニック」という抽象的な事柄を具体的にかみくだいて説明している。 テーマをはっきりさせ、自分の主張を持ち、かつその根拠をきちんと示し、他者に対して開かれたものにする。この4要素が盛り込まれていないと良い論文とはいえない。著者は、論文とは「乱暴な一人よがりなもの」ではなく、「ことばによって自己と他者、自己と世界をつなぐこと」なのだという。つまり、論文とはコミュニケーションの一手段なのである。まず自分と他者との意見の違いをはっきりと理解する。そして他者を自分の考えに無理に同化させるのではなく、他者と自分の考えを共有することを目指す。それがコミュニケーションであり、論文とはそういったものなのである。 全体的に予備校の講義を聞いているような感じがあるのは否めない。しかし論文の書き方を通して、考えること、それを相手に表現すること、その手法を身につけるきっかけをつかむには最適な本である。(五十嵐洋之)
確かに参考にはなりましたが
あくまで、大学受験生の小論文向けの内容であって、 学術論文のガイドだと思って買ったら、少し拍子抜けしました。 理系学術論文の書き方なら、それ専門で他に良いものがあると思います。でも、もちろん論理の組み立て等重要なエッセンスはわかりやすく必要十分に述べられているので、参考になるところはいろいろあると思います。
確かに解かりやすい!
自分の主張を述べる事が不得意な日本人には、 非常に参考になる1冊! だけど、主に学生向きの本かなぁ・・・
大和書房
看護管理学習テキスト (5) 看護情報管理論 看護管理学習テキスト (7) 看護管理学習テキスト (別巻) 看護管理基本資料集 看護管理学習テキスト (6) 看護における人的資源活用論 (看護管理学習テキスト)
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